医療法人 西村歯科心斎橋診療所

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歯周病治療

Q

歯磨きの時に歯ぐきから血が出ます。歯周病なのでしょうか?

A

歯周病になっている可能性が高いです。歯周病とは、歯を支えている周囲の骨や歯ぐきに起こる病気のことで、お口の細菌によって引き起こされます。歯ぐきからの出血も歯周病の一症状です。

Q

歯周病の原因は何ですか?

A

歯周病は、お口の中の細菌(歯周病菌)が原因で起きます。お口の中には元々数百種類の細菌がいますが、食べかすなどの栄養をもとに一部の細菌が徐々に増殖して、歯の周りにプラーク(歯垢)という細菌の塊をつくります。このプラーク(歯垢)中の細菌が出す毒素が、歯の周りの骨や歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病が進行していきます。さらに、喫煙や糖尿病、歯ぎしり、咬み合わせの問題などが、歯周病の進行を促進させる原因になっています。

Q

歯ぐきからの出血はどのようにすれば治りますか?

A

歯ぐきからの出血は、歯ぐきの炎症が原因で起こります。この炎症は、細菌によるものですから、この細菌をきちんと取り除くことができれば、歯ぐきの炎症は治まり、出血も止まります。初期の歯周病(歯肉炎)の場合、正しい磨き方で磨くことができれば、通常1~2週間で出血は止まりますが、歯周病が進行していたり、歯石が付いている場合には、専門的な治療が必要になります。まずは歯科で現在の状態を診ていただき、同時に今の磨き方に問題がないか確認してもらいましょう。「歯を磨くと血が出るので、怖くてあまり磨いていない」という方が時々いらっしゃいますが、これでは治らないばかりか、悪化させてしまうことにもなります。正しい磨き方で磨いたことで起きる出血は問題ありませんし、続けることで徐々に出血はなくなっていきます。

Q

歯石はなぜ付くのですか?

A

歯石は、普段の歯磨きで取り除けなかったプラーク(歯垢)が唾液中のカルシウムなどと結合して硬くなったものです。歯石になるにはある程度時間がかかりますので、歯石の付いている所は普段から磨けていない所とお考えください。歯石が付かないようにするには、毎日の歯磨きで汚れを取り除いていくことが大切です。

Q

歯石は取らなくてはいけないのですか?

A

歯石を取らないと歯周病は治りません。歯石の中には多数の細菌がいて、その細菌が出す毒素によって、歯の周りの骨や歯ぐきが炎症を起こすためです。歯石は石のように硬く、一度付くと歯磨きでは取り除くことができません。そのまま放置すると、歯石は蓄積されていき、歯周病も進行してしまいます。歯周病を改善し、歯と歯ぐきの健康を維持するためには、歯科で歯石を取り除くことが必要なのです。また、丁寧に磨いていても、下の前歯の裏側などは歯石が付きやすい場所ですので、定期的に歯科を受診して診てもらいましょう。

Q

歯周病は痛みがありますか?

A

初期段階では痛みがほとんどない場合があります。一般的には、歯周病の初期症状は歯茎の腫れや出血、口臭などです。しかし、歯周病が進行すると、歯茎や周囲の組織が炎症を起こし、痛みが現れることがあります。さらに歯周病が進行すると、歯の動揺や歯茎からの膿の排出なども現れる可能性があります。そのためこれらの症状が出る前に、早期での歯周病の発見・治療が重要です。

Q

歯周病は治りますか?

A

歯周病は完全に治癒することが難しい疾患ですが、適切な治療と定期的なケアによって改善することは可能です。初期段階の歯周病であれば、歯垢や歯石の除去、適切な歯磨き、定期的な歯科検診によって症状を改善し、進行を止めることができます。しかし、重度の歯周病まで進行した場合は、一度損失した歯周組織を再生させることは難しいです。そのため、治療後も定期的な歯科検診・ケアが必要です。これにより、歯周病の再発や進行を防ぎ、症状を管理することができます

Q

歯周病はどの年齢層でもなりますか?

A

歯周病は、一般的には30代〜60代にかけて有病率が高くなります。初期段階では10代の若年層でも見られることがあります。
生活習慣や遺伝的要因、免疫力なども歯周病の発生に影響を与え、ご年齢と共に発症リスクは増加するため、あらゆる年齢層で予防が重要です。

Q

歯周病は予防できますか?

A

はい、歯周病は予防できます。
発症を未然に防ぐためには定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングを行い、ご自身での適切なセルフケアや健康的な生活習慣などを気をつけることで歯周病のリスクを減らすことができます。

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Q

検査方法は歯周ポケット測定やレントゲン撮影を行います。

A

歯周ポケット検査専用の器具を使用して歯周ポケットの深さや出血・排膿の有無などを検査します。
この歯周ポケット検査では、歯ぐきの深さを測定することで歯周病の進行度を把握することができます。
そして、レントゲン撮影をすることで、歯周病による骨の損失を評価することができます。これらの検査方法を組み合わせて、歯周病の診断や進行度を評価します。
定期的な歯科検診において、歯周病の早期発見と適切な治療が重要です。


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