医療法人 西村歯科心斎橋診療所

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2026.01.30Newコラム

予防中心に診療している歯科医院で働く

予防中心に診療している歯科医院で働く歯科医師たち

はじめに:なぜ今「予防歯科」なのか

近年、日本の歯科医療は大きな転換期を迎えています。「歯が痛くなったら歯医者に行く」という時代から、「痛くならないように通う」という考え方が、少しずつですが確実に広がってきました。その中心にあるのが予防歯科です。

予防中心に診療している歯科医院では、治療はもちろん、メインテナンスや生活習慣の改善、患者教育に力を入れています。これは歯科医師だけの取り組みでは成り立ちません。受付、歯科助手、歯科衛生士、すべてのスタッフが同じ方向を向き、同じ価値観を共有してこそ、本当の意味での予防歯科が実現します。

本コラムでは、予防歯科医院で働く皆さんが、日々の業務にどんな意識を持ち、どのように関わるとより良い医院づくりにつながるのかを、職種別にわかりやすくお伝えします。

予防歯科医院の特徴と従来型歯科との違い

予防歯科医院と従来型歯科との違いを考える女性

予防歯科医院の最大の特徴は、「治療がゴールではない」という点です。従来型の歯科医院では、虫歯や歯周病を治すことが主な目的でした。一方、予防中心の医院では「そもそも病気にさせない」「再発させない」ことがゴールになります。

そのため、患者さんとの関係性も大きく変わります。短期的な関係ではなく、年単位、場合によっては数十年にわたる長いお付き合いになることも珍しくありません。患者一人ひとりの生活背景や価値観を理解し、寄り添い続ける姿勢が求められます。

また、予防歯科では説明や対話の時間が非常に重要です。「なぜこのケアが必要なのか」「続けるとどんな未来が待っているのか」を伝えることで、患者自身が主体的にお口の健康に向き合うようになります。ここに、スタッフ全員の関わりが欠かせない理由があります。

受付スタッフに求められる役割と意識

予防歯科医院の受付の様子

受付は、患者さんが最初に接する“医院の顔”です。予防歯科医院において受付スタッフが果たす役割は、単なる会計や予約管理にとどまりません。

定期メインテナンスの予約をスムーズに案内すること、キャンセルや間隔の空きすぎを防ぐことは、患者の健康を守ることに直結します。

また、予防歯科では「今は痛くないのに通う意味がわからない」と感じている患者も少なくありません。そんな時、受付での一言や表情が、患者の不安や疑問を和らげる大きな力になります。専門的な説明はできなくても、「皆さん最初はそうおっしゃいますよ」「続けている方はお口の状態がすごく安定しています」といった共感の言葉は、患者の背中をそっと押します。

受付スタッフが予防の価値を理解し、自分の言葉で伝えられるようになると、医院全体の雰囲気も自然と前向きなものになります。

歯科助手が担う予防歯科の要

予防歯科医院で治療を行う歯科医師と歯科助手

歯科助手は、診療の流れを支える縁の下の力持ちです。予防歯科医院では、治療補助だけでなく、予防をスムーズに進めるためのサポート役としての役割がより重要になります。

例えば、歯科衛生士がメインテナンスに集中できる環境を整えること、患者の小さな変化や不安に気づき、チームに共有すること。これらは歯科助手だからこそできる大切な仕事です。

また、予防歯科では患者との会話の中で生活習慣やセルフケアのヒントが出てくることも多くあります。「最近忙しくて歯みがきが雑で…」といった何気ない一言を聞き逃さず、衛生士や歯科医師につなぐことで、より質の高いケアが可能になります。

知識や技術を学び続ける姿勢も、予防歯科では大きな武器になります。完璧である必要はありませんが、「この医院はみんな勉強しているな」という印象は、患者の信頼につながります。

歯科衛生士が主役になる予防歯科

予防歯科医院で治療を行う歯科衛生士

予防歯科において、歯科衛生士はまさに主役です。メインテナンス、歯周管理、セルフケア指導など、歯科衛生士の専門性が最大限に発揮される場が予防歯科です。

しかし、技術力が高いだけでは十分とは言えません。患者さんが「なぜこのケアが必要なのか」を理解し、納得し、行動に移してくれなければ、予防は続きません。そこで重要になるのが説明力とコミュニケーション力です。

一方的に指導するのではなく、患者さんの生活や価値観に寄り添いながら、一緒にゴールを考える姿勢が求められます。「完璧を目指しましょう」ではなく、「できるところから始めましょう」というスタンスが、長期的な関係づくりにつながります。

患者さんの変化を一緒に喜び、時にはうまくいかない時期も支える存在。それが予防歯科における歯科衛生士の本当の価値です。

職種間連携が予防歯科の質を高める

チームで連携して予防歯科に取り組んでいる

予防歯科がうまくいっている医院には、必ずと言っていいほど職種間の連携があります。受付、歯科助手、歯科衛生士、歯科医師が、それぞれの立場から得た情報を共有し、同じ方向を向いて患者さんを支えています。

「誰がどこまで伝えるのか」「どんな言葉を使うのか」といった共通認識があるだけで、患者さんの安心感は大きく変わります。逆に、スタッフごとに説明がバラバラだと、患者さんは混乱し、予防へのモチベーションも下がってしまいます。

定期的なミーティングやちょっとした声かけを通じて、情報を共有する文化を育てることが、予防歯科の質を高める近道です。

患者満足度が高い予防歯科医院の共通点

患者満足度が高い予防歯科医院には、共通する雰囲気があります。それは、「通わされている感じ」がなく、「ここに来ると安心する」という空気感です。

スタッフ全員が患者さんの名前や背景を覚え、さりげなく声をかける。小さな変化に気づき、「前より歯ぐきが引き締まりましたね」と一緒に喜ぶ。こうした積み重ねが、「この医院に通い続けたい」という気持ちを育てます。

予防歯科は、技術だけでなく、人と人との関係性が結果を左右する医療です。その中心にいるのが、日々患者さんと向き合うスタッフ一人ひとりなのです。

予防歯科で働くやりがいと成長

予防歯科で働く最大のやりがいは、患者さんの未来に関われることです。「ここに通うようになってから、歯で困らなくなった」「ずっと自分の歯で食事ができている」といった言葉は、何よりの励みになります。

短期的な成果が見えにくい分、長く関わることで得られる喜びはとても大きなものです。また、コミュニケーション力や観察力など、どの職種でも活かせるスキルが自然と身についていきます。

予防歯科は、スタッフ自身も成長できるフィールドです。

これからの予防歯科に求められる人材像

これからの予防歯科に求められるのは、専門性だけでなく人間力を備えた人材です。知識や技術は後からでも学べますが、相手の立場に立って考える姿勢や、変化を前向きに楽しむ柔軟性は、簡単には身につきません。

「患者さんと一緒に成長していきたい」「チームでより良い医療をつくりたい」と思える人は、予防歯科にとってかけがえのない存在です。

まとめ:予防歯科は“人”がつくる医療

予防歯科は“人”がつくる医療

予防中心に診療している歯科医院は、単に「虫歯を削らない」「歯を抜かない」ことを目的とした場所ではありません。患者さんが自分のお口の状態に関心を持ち、主体的に健康を守っていけるようサポートする場所であり、そのための環境と関係性を築く医療の形です。そして、その土台を支えているのは、歯科医師だけではなく、受付、歯科助手、歯科衛生士といったスタッフ一人ひとりの関わりです。

受付での何気ない声かけ、歯科助手の気配りや情報共有、歯科衛生士の専門的なケアと丁寧な説明。これらが点ではなく線としてつながったとき、患者さんは「ここなら安心して通える」「この人たちに任せたい」と感じるようになります。予防歯科は、設備やマニュアルが整っていれば成功するものではなく、人と人との信頼関係があってこそ成り立つ医療です。

また、予防歯科はスタッフ自身にとっても、やりがいや成長を実感しやすい分野です。短期的な治療結果だけでなく、数年、十数年という長い時間を通して患者の変化を見守ることができるのは、予防歯科ならではの魅力と言えるでしょう。「悪くなったら治す」医療から、「良い状態を一緒に守る」医療へ。その価値観の変化は、働く側の意識や仕事観にも良い影響を与えてくれます。

これからますます重要性が高まる予防歯科において、スタッフ一人ひとりの存在は欠かせません。自分の役割に誇りを持ち、チームの一員として同じ方向を向いて患者さんに向き合うこと。その積み重ねが、医院の信頼を育て、地域に必要とされる歯科医院をつくっていきます。予防歯科は“人”がつくる医療。その中心にいるのは、他でもない、現場で働く皆さんなのです。

当院では現在、受付、歯科助手、歯科衛生士を募集しています。

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