医療法人 西村歯科心斎橋診療所

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2025.06.25Newコラム

自費治療と保険治療の違いとは?歯科選びの大切なポイント 後編

歯科選びに迷う男女

こんにちは。

大阪市中央区心斎橋駅から徒歩1分の西村歯科心斎橋診療所、心斎橋インプラントセンター併設、院長の秦です。

今回のコラムは前回からの続き”自費治療と保険治療の違いとは?歯科選びの大切なポイント 後編”を記したいと思います。

7. 審美性と自然な見た目の追求

歯が綺麗な女性

見た目にこだわるなら断然自費治療

「笑ったときに銀歯が見えるのが気になる」「前歯だけはきれいにしたい」というように、口元の見た目を気にする方は年々増えています。実際、第一印象における「歯の美しさ」は、相手に与える印象を大きく左右します。

保険治療では素材に限界があるため、どうしても人工的で目立つ仕上がりになりやすいです。とくに銀歯は口を開けるたびに見えてしまい、コンプレックスを感じる方も少なくありません。

対して自費治療では、周囲の歯に色・形・透明感を合わせた自然な仕上がりが可能です。セラミックやジルコニアは光の反射具合まで本物の歯に近づけることができるため、「どれが治療した歯か分からないほど」自然に見せることができます。

加齢による変色も防ぎやすい素材

保険治療で使われるプラスチック系の素材は、時間の経過とともに黄ばみやすく、ツヤも失われていきます。特にコーヒーや紅茶、喫煙などの生活習慣がある方は、変色が目立ちやすくなります。

自費治療で使用される素材は、汚れがつきにくく、変色もしにくいため、長期間きれいな状態を保ちやすいのが特徴です。見た目を長く維持したい方にとっては、非常に大きなメリットといえるでしょう。

8. 治療にかかる時間と通院回数の違い

歯科治療にかかる時間のイメージ

保険治療はスピード重視

保険診療では、一人あたりの治療時間に限りがあるため、短時間・短期間で終わらせることが求められるケースが多いです。これは患者様にとっては「早く終わる」メリットでもありますが、治療の精度や丁寧さには限界があるという側面もあります。

また、保険では一度に治療できる本数や処置の内容にも制限があるため、何度も通院しなければならないことが多く、「忙しくて通えない」「毎回少しずつしか進まない」と感じる方もいます。

自費治療は精密・計画的な進行が可能

一方で自費治療は、治療計画を自由に立てられるため、1回の治療時間を長くとって効率的に進めることができます。たとえば、「1日で仮歯から最終のセラミックまで作る」など、短期間集中型の治療プランも可能です。

また、必要に応じて麻酔医や専門医がチームで治療に当たるケースもあり、安心感も大きいです。忙しい方や遠方から通う方にとって、自費治療の柔軟性は大きなメリットになります。

9. 精密な型取りと咬み合わせの調整

保険治療では「ある程度の精度」まで

保険治療の型取りでは、シリコンよりも精度の劣る印象材が使用されることが多いです。そのため、仕上がりの精密さに限界があり、結果として詰め物や被せ物の「ズレ」や「浮き」が起こることがあります。

詳しくは下記の”自費診療と保険診療の違い 被せ物編”をご覧ください。

また、咬み合わせの調整も精密にできます。

保険治療で使用する材料はどうしても正確性が低く、模型上で作成した被せ物をお口の中に装着した時に調整が必要になります。

自費治療で型を取り、模型を作成し技術の高い技工士が被せ物を作成すると調整は非常に少なくかみやすい被せ物を装着することができます。

自費治療ではミクロン単位の調整も可能

自費治療では、精密なシリコン印象材や3Dスキャナーを使った型取りが可能です。これにより、咬み合わせや形状のズレを最小限に抑え、よりフィット感のある被せ物を作ることができます。

また、歯科技工士との連携が密であり、色味や形の微調整も細かく対応可能です。これにより、長持ちし、かつ快適な噛み心地の治療が実現します。

10. ライフステージや価値観に合わせた選択を

笑顔を見せる3世代家族

「保険か自費か」ではなく「自分に合った治療」を

保険治療と自費治療のどちらを選ぶべきかは、単純に費用や素材だけで判断できる問題ではありません。たとえば、「急いで治したい」「できるだけ費用を抑えたい」といった方には保険治療が向いているかもしれませんし、「見た目にこだわりたい」「将来の再治療リスクを減らしたい」とお考えの方には自費治療が合っています。

つまり大切なのは、患者様ご自身の価値観やライフスタイルに合った治療を選ぶこと。歯科医院とよく相談しながら、自分にとって納得できる方法を選ぶのが一番の近道です。

歯科でよく聞く私が好きではない言葉があります。

”銀歯にしますか?白い歯にしますか?白い歯は自費治療になります。”

この言葉が好きではありません。

患者さんの健康を考えた場合、白い歯が常にベストであることはありません。

私ならこう言います。

”あなたの健康を考えれば〇〇の材質がいいと思います。”

”今はとりあえず保険診療内で治療しましょう。でも将来的に〇〇な変化が起きるようならその時は自費治療をお勧めします。”

など患者さんのライフステージを考えるて治療のご提案をいたします。

13. 自費治療は決して「贅沢」ではない

本当の意味での“費用対効果”を考える

「自費治療=高級・贅沢な治療」と捉える方も多いですが、それは誤解です。確かに一時的な費用はかかりますが、長持ちし、再治療のリスクも低く、見た目や機能性も優れることを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いのです。

むしろ、「何度も治療を繰り返し、結果的に総額が高くなる保険治療」よりも、初回から質の高い治療を受けるほうが経済的で、時間的にもストレスが少ないと感じる方は多いです。

14. 歯の健康は人生の質に直結する

しっかり噛める・きれいな歯は“資産”になるイメージ

しっかり噛める・きれいな歯は“資産”になる

歯の治療は、単に「虫歯を直す」「見た目を良くする」という表面的な目的だけではありません。しっかり噛めることは、栄養吸収や認知機能にも関係し、全身の健康を支える大きな柱です。

また、笑顔に自信を持てるようになれば、対人関係や仕事のパフォーマンスにも良い影響をもたらします。そう考えると、歯科治療は「健康と人生の質(QOL)を向上させるための自己投資」と言えるでしょう。

15. まずはお気軽に相談を。最適な治療選びをお手伝いします

歯科医院のカウンセリングの様子

「自費治療ってなんとなく敷居が高い」と感じている方も多いかもしれませんが、**本当に大切なのは「話を聞いてみること」**です。今の状態で何ができるのか、どんな選択肢があるのかを知ることで、未来の治療方針も見えてきます。

当院では、保険・自費を問わず、患者様の立場に立って、丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明を心がけています。気になることや不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

✅ まとめ:保険治療と自費治療、それぞれの「ちがい」と「選び方」

・保険治療は機能回復を目的に、費用を抑えた選択ができる。
・自費治療は見た目・機能・耐久性の面で優れ、長期的に安心。
・素材・治療法・通院回数・精密さに大きな差がある。
・将来を見据えて、自分に合った治療を選ぶことが大切。
・歯科医院と相談しながら、納得のいく選択をしていきましょう。

❓よくある質問(FAQ)

Q1: 自費治療は高額ですが、分割払いは可能ですか?
はい、多くの歯科医院ではデンタルローンやクレジット分割に対応しています。お気軽にご相談ください。

Q2: 銀歯を白くしたいのですが、自費治療になりますか?
はい、銀歯をセラミックなどの白い素材に交換する治療は自費治療となります。見た目が自然で、金属アレルギーの心配もありません。

条件を満たせば保険治療でもCADCAM冠(強化プラスチック)を適応できます。

Q3: 保険治療と自費治療を組み合わせることはできますか?
可能です。部位や目的に応じて、保険と自費を上手に使い分けることもできますので、歯科医師にご相談ください。

Q4: 自費治療をしても、メンテナンスは必要ですか?
はい、どんな治療であってもメンテナンスは必要です。定期的なクリーニングとチェックで、治療の効果を長持ちさせましょう。

Q5: 子どもの治療でも自費治療は選べますか?
はい、お子様でも適応可能な自費治療があります。特に見た目や耐久性を重視する場合は選択肢として検討できます。

当院では全ての患者さんに最適な治療法、予防法を提案させていただいております。

高額な治療が常に正しい治療とは限らないと考えております。

全ての治療は患者さんにご説明した上で処置をさせていただきます。

西村歯科心斎橋診療所では患者さんにご説明する時間を大切にしております。


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