2025.02.26コラム
え…知らなかった!?歯医者のホワイトニングとサロンの違い
西村歯科心斎橋診療所で勤務しております歯科衛生士の井上です。
今回は医療ホワイトニングとホワイトニングエステの違いについてお話しさせていただきます。
最近は美容への意識・関心が高まっておりホワイトニングに興味がある方が増えています。
インターネットで調べるとたくさんの情報が出回っているため、どれが良いのか迷ってしまいますよね。
ネットで調べているとエステサロンでホワイトニングができると書いているのを目にしたことがありませんか?
以前は、歯のホワイトニングといえば歯科医院で行うのが普通でしたが、今はホワイトニング専用サロンやエステサロンなどでもホワイトニングを導入する店舗が増えています。
歯のホワイトニングと書いているからといって同じ施術が受けられるわけではありません。
歯科医院でするホワイトニングとエステサロンでするホワイトニングは全く別物になります。
ホワイトニングをする際はその違いを知った上で選択することをオススメします。
今回はその違いについて詳しく解説させていただきます。
目次
一番の大きな違いはコレ!?
1番の決定的な違いは「歯」そのものが白くなるか、ならないかです。
医療ホワイトニングは、歯科医師・歯科衛生士といった国家資格を保有する者しか取り扱うことのできない「過酸化水素水」を含んだ薬剤を使用し歯の内部を白くする「医療行為」です。
この過酸化水素水が歯の色素を分解して漂白する特性があり、歯の内側から白くします。
一方で、エステサロンでは、歯科医師がいないため医療行為は行うことができません。
そのため歯の表面に付着している着色汚れのみを除去するのがエステサロンのホワイトニングです。
つまり、元々の歯の色よりも白くしたいという方は歯科医院での医療ホワイトニングでしか白くすることができないということです。
エステサロンのホワイトニングとは?
エステサロンで行われている歯のホワイトニングとは、歯の表面に付着しているステインなどの着色汚れを除去するものです。
歯の表面は陶器と似ていて、飲食をしていると徐々に黄ばみや黒ずみが付着します。
その付着した汚れが歯の表面をくすんで見せる要因の一つになっています。
固くなってしまった汚れは歯ブラシでは落とすことができません。
そこで着色汚れを分解して落とす効果のある薬剤や機械を用いて除去し、本来の歯の色に戻すことで白さを感じることができきます。
そのため歯の表面に着色汚れがほとんどついていない方であれば、ホワイトニングの効果を実感しずらいかもしれません。
エステサロンで行っている「セルフホワイトニング」とは?
エステサロンでよく行われているのが「セルフホワイトニング」です。
口腔内に触れる行為は、歯科医師もしくは歯科衛生士の資格を持った人でなければ法律違反となってしまいます。
なので機械や薬剤の取り扱い方法についての説明はありますが実際に薬剤を歯に塗布したり施術を行うのは自分自身ということになります。
ただし、この方法であっても歯科医師が在籍していない場合は医薬品(過酸化水素水)の取り扱いはできませんので、エステサロンの施術で使用されている薬剤は医薬部外品などの歯科医院で取り扱っている薬剤に比べると効果の弱いものしか使用することはできないという決まりになっています。
エステサロンで使用される主な薬剤
- ポリリン酸ナトリウム
- 炭酸水素ナトリウム
この薬剤は過酸化水素水のような漂白効果はありませんが、歯の表面の着色を分解する効果はあります。
ですので、歯についた着色汚れやくすみに効果を発揮し本来の元々の歯の色を取り戻すホワイトニングになります。
ホームホワイトニングとセルフホワイトニングは同じ?
ホームホワイトニングは、自宅で患者さんご自身でホワイトニングを行いますがセルフホワイトニングとは全く異なります。
ホームホワイトニングは国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士の指導を受け、薬剤を処方され自宅で行うホワイトニングです。
この薬剤は「過酸化水素」や「過酸化尿素」などの漂白作用のある成分が含まれてるため内部から白くなります。
漂白作用のある薬剤を使えるのは歯科医院で取り扱っているものだけです。
セルフホワイトニングでは取り扱うことのできない医薬品を使用できるため効果も違います。
本来の歯の色よりも白くしたいのであればコレ!
歯を本来の色よりも白くしたいのであれば歯科医院で行っている医療ホワイトニングがオススメです。
サロンとの大きな違いは歯科医師・歯科衛生士といった国家資格を保有する者しか取り扱うことのできない「過酸化水素水」を含んだ薬剤を使用できるという点です。
過酸化水素水は医薬品であり、歯科医師または歯科医師指導の下、歯科衛生士は施術することが法律的に定められています。
過酸化水素水は歯の色素を分解して漂白する特性があり、歯の内側から白くする作用があります。
ただし、エステサロンのホワイトニングと比べると費用が高価です。
なので歯科医院でのホワイトニングとエステサロンでのホワイトニングの仕組みや違いなどを知った上でどちらを選択するのか・どちらが自分に合っているのかを考えましょう。
そもそも歯の色がくすんで見える原因って何?
着色汚れ
これはご自宅での普段のセルフケア不足、歯科医院での定期検診が不定期、着色のしやすい(色の濃いもの)食べ物・飲み物などが影響します。
歯の表面に着色汚れが付着していると、くすみがかかってどうしても歯の色が暗く見えてしまいます。
着色がつきにくいようにするには、以下のことに気をつけてみましょう!
- 自宅でのセルフケアをしっかりと行う
- 色の濃い飲食物を摂取した時はこまめに水を飲んだり口をゆすぐ
固くなってしまった着色汚れはご自身では除去することができないため固くなる前に普段のセルフケアをしっかりと行い、固くなってしまった場合は歯科医院でクリーニングをしてもらう必要があります。
もしくは今ある着色だけが気になるのであればエステサロンのホワイトニングでも除去できる可能性もあるかもしれません。
一度相談してから決めることをオススメします。
元々の歯の色
2つ目は、歯を構成するエナメル質や象牙質の色素の色が濃いことが歯の表面の色に関係します。
これは先天的な要因と加齢による変色や過去の治療歴などいくつかの要因が混ざり合っています。
そのため元々の歯の色が気になる場合は歯科医院でのホワイトニングでないと改善はできません。
元々の歯の色の状態によってはご希望の白さに近づけるのが難しい場合もあるので歯科医院でどのぐらいの白さになりたいかしっかりと相談した上で進めていくのが良いでしょう!
なぜ医療ホワイトニングをオススメするの?
1番のオススメする理由は、歯の表面だけでなく内部から白くしてくれる漂白効果のある薬剤を使用できるからです。尚且つ厚生労働省で認可されている安全な薬剤を使用しているため安全性も高いです。
有資格者であるプロから施術を受けれるのも安心して任せることができますよね!
ホワイトニングを受ける前に歯の健康状態を確認し必要な治療を行なった上でホワイトニングしてもらえるの安心できるポイントです。
さらに、歯科医院でホワイトニングを受ける場合は、施術前に
- 施術前のカウンセリング(どれぐらい白くしたいか、いつまでに白くなりたいのかなど)
- ホワイトニング後に起こりうる症状
- ホワイトニング後の注意事項
などを必ず説明させていただきますので初めてホワイトニングをされる方も安心して受けることができると思います。
また、万が一ホワイトニング中に何か問題が起こったとしても歯科医師や歯科衛生士が在籍しているため対処することができます。
サロンでのホワイトニングの注意点
歯科医院でのホワイトニングとサロンでのホワイトニングでは使用する薬剤の違いから効果の出やすさが異なります。
「歯」本来の色は元から白めの方もいれば黄色みがある、グレーがかった歯など個人差があります。
本来の色が白めな方であればサロンのホワイトニングでも白さを実感することができるかもしれませんが、元々の色が黄色かったりグレーがかった歯は着色が取れても元の色に戻るだけなので効果が感じにくいかもしれません。
また、着色汚れがほとんど付いていない方は色味があまり変わらないので実感しずらいかもしれません。
表面の着色汚れが取れるだけでも、もちろん見た目の印象は変わります。
ですが本来の歯の色より白くしたい方は歯科医院でのホワイトニングがオススメです。
まとめ
歯のホワイトニングは街中でもネットでもよく目にすると思いますが、その方法や効果は場所によって異なります。
歯の内部に薬剤を浸透させ本来の歯の色よりも白くなるものと、歯に沈着した着色汚れを除去し表面の色を白くしてくれるものがありどちらも「ホワイトニング」と称されます。
エステサロンのホワイトニングは歯科医院に比べて費用が安価ですがそれだけで選択すると思ったよりも白くならなかったということもあります。
そのため元々の歯の色よりも白くしたいと考えている方は歯科医院でのホワイトニングを受けることをオススメします。
初めてのホワイトニングでどちらを選択するか悩んでいる方はネットだけではわからないことも多いと思いますので一度相談してから決めるのが良いと思います。
当院でももちろんホワイトニングを行っていますので興味がある方はぜひお気軽にご相談下さい!