虫歯治療Cavity
”全ての方に予防を提供し、虫歯で歯を削るのは最小限に”を心がけています。
”治療中に痛みがない”のは当然のお約束です。
”ご自身の歯を長持ちさせる”よう治療をします。
治療
個人個人の虫歯リスクを調べて、オーダーメイドの予防を提供
適切な予防メンテナンスを受けることで虫歯の進行を止めることができます。
C0と同じ様に虫歯の進行を止めることができる可能性があります。
適切な予防メンテナンスをお勧めします。
プラークが停滞する場合は、拡大視野下で削り、コンポジットレジンで接着、封鎖します。
治療回数は1回で終了します。
- 麻酔
- なし
- 詰め物
- ○
象牙質に到達した虫歯です。
無症状の場合もありますが、冷たいものがしみる、甘い物を食べると痛みが出ることがあります。
コンポジットレジンまたはインレーで修復します。
治療回数は1~3回で終了します。
保険治療、自費治療が選択できます。
- 麻酔
- △ ご希望により
- 詰め物
- ◎ 必要
- 被せ物
- △
歯髄(歯の神経)に到達した虫歯です。
冷たいものだけでなく、温かいものでも痛みが出ることがあります。
根管治療(歯の神経を取る治療)が必要です。
マイクロ顕微鏡下で治療をすると神経を一部だけ取り除き、歯の神経を生かすことができます。(vital pulp therapy)
インレーまたはクラウンを装着します。
治療回数 3~6回
保険治療、自費治療が選択できます。
(保険治療では対応できないケースがあります。)
- 麻酔
- ○ あり
- 被せ物
- △
歯髄に細菌が感染し、神経のほとんどが生活反応を失っている状態です。
激しい痛みが生じることが多く、麻酔も効きにくい状態です。
根管治療が必要です。
治療回数 3~6回
保険治療、自費治療が選択できます。
(保険治療では対応できないケースがあります。)
- 麻酔
- ◎ あり
- 被せ物
- ○ 必要
歯を残す治療ができない。
抜歯の適応になります。
根管治療を途中で中断するとこの状態になります。
治療法の例
インレー
歯を一部削って型を取り作成します。
素材はパラジウム、CADCAMレジン、セラミック、金があります。
クラウン
歯を全周削って型をとり作成します。
素材はパラジウム、CADCAMレジン、セラミック、金があります。
精密な治療は歯科用マイクロスコープを使用します。
マイクロスコープを使用するメリット
- 5倍~約30倍まで拡大して見える。
- 虫歯の部分を確実に取り除くことができる。
- 詰め物、被せ物を精度を高く処置できる。
- 再治療のリスクを下げることができる。
- 小さな虫歯も発見できる。
虫歯にならないように
”予防メンテナンス=削らない治療”を。
西村歯科心斎橋診療所は10年以上前から”MTM(Medical Treatment Model)”を取り入れて予防中心の歯科医療を提供しています。
”早期発見、早期治療”では歯をも守ることはできません。
”早期発見、早期治療”では虫歯治療を繰り返してしまいます。
治療を繰り返すと歯をどんどん大きく削ることになります。
予防をせずに歯の治療を続けると、最終的には歯を抜くことになります。
では予防をするとどれくらいメリットがあるのでしょうか。
予防先進国スウェーデンのペール・アクセルソン博士の30年に及ぶ臨床研究がそれを示してくれています。
研究内容は258人の男女が30年間メンテナンスに通った方の統計です。
- 20歳~34歳のグループの
喪失本数は平均0.4本 - 35歳~49歳のグループの
喪失本数は平均0.7本 - 50歳~64歳のグループの
喪失本数は平均1.8本
258名30年間の中で抜歯されたのはたった21本でう蝕や歯周病で抜歯されたのはその内の12%でした。
比べてメンテナンス習慣のあまり定着していない日本ではどうなんでしょうか。
この調査は、調査対象となった歯科医院で一週間で抜歯を受けた患者さんの、抜歯になった理由を記録したものです。
う蝕が全体の約30%で歯周病が約37%。
アクセルソン先生のデータでは12%程度でしたが、日本では66.3%がう蝕と歯周病が原因で抜歯になっています。
アクセルソン先生の研究から、予防メンテナンスを長期に継続することで、う蝕や歯周病で歯を失うことを防げることがわかります。
またアクセルソン先生の研究では、1972年に51歳~65歳だった人の約60%は平均20本以上の歯が残っており、約20%は26本以上歯が存在していました。
1972年当時20歳~35歳の人が30年後同じ年齢になった時、平均20本以上の歯が残っている人が95%で26本以上は65%いたそうです。
つまり若い年齢から予防メンテナンスを受ける方が、将来の健康な歯が存在する可能性が高くなると言えます。
患者さんの歯を守るため、
西村歯科心斎橋診療所では全ての方に
”早期予防、早期メンテナンス”をおすすめします。
痛くない治療のためのポイント
- 麻酔用の注射針は33Gを使用 外径0.26mm
○○Gの数字が大きい程針は細くなります。
参考までに
採血用の注射針
21~22G 外径0.7~0.8mm
点滴や輸血用針
18~20G 外径0.9~1.2mm
ワクチンなどの皮下注射
26G 外径0.45mm
です。
外径が小さい(細い)注射針を使用することで痛みが感じにくい
- 麻酔針を刺す前に表面に塗る麻酔をします。
粘膜の表面に麻酔が効くことで麻酔針を刺す痛みを軽減します。 - 麻酔用カートリッジ(麻酔薬が入ったガラスのシリンジ)は体温と同じくらいに温めます。
麻酔薬が体温より低いと麻酔を注入するときに温度差で痛みを感じます。
あらかじめ温めることで痛みを軽減します。 - 麻酔を注入する速度は緩やかに穏やかに。
注入する速度が速いと痛みを感じます。
ゆっくり丁寧にすることで痛みは感じにくく、麻酔も効きやすくなります。 - 電動麻酔注射器を使用します。
機械の力で一定の力で、一定のスピードで麻酔薬を注入することで麻酔が効きやすく、治療中に痛みを感じなくなります。 - 手術用拡大鏡(4倍拡大)で刺入点を見ます。
針先がほんの少し(麻酔針のカット面)だけ刺入することで痛みを感じません。
麻酔針の刺さる長さ、深く刺入すると痛みを感じるので手術用拡大鏡を見ることで可能になるテクニックです。 - 解剖学的に痛点(痛みを感じる点)が少ないところから麻酔を浸透させていきます。
同じ口の中でも痛みを感じやすい、痛点が多いところ、少ないところが存在します。
痛点が少ないとこに刺入することで痛みは感じにくくなります。
麻酔をするときは必ず
パルスオキシメーターを指先につけます。
麻酔をすると気分が悪くなったりしませんか?
心臓がドキドキしたり、手足が冷たく、震えたり。
その症状は脈拍が上昇することで起きます。
麻酔薬には麻酔が効きやすくするために少量の血管収縮薬が含まれていますので、その影響で心拍数が上昇することがあります。
患者さんは麻酔をしている間、お口が開いている状態なのでお話ができません。
パルスオキシメーターを指につけることで脈拍をモニターすることができます。
脈拍の上昇から患者さんの状態を確認することができますので、麻酔量を減らしたり時間をかけてゆっくり麻酔をすることで心拍数の上昇を抑えて不安なく治療を受けることができます。
痛くない治療のためのポイント
- 歯科医師、歯科衛生士、アシスタントは治療中でも患者さんの少しの反応も見逃さず観察しています。
小さな反応も歯科医師、アシスタントは観察してお声がけをします。 - 痛みを感じやすい処置をするときには必ずお声がけをいたします。
- 麻酔用カートリッジ(麻酔薬が入ったガラスのシリンジ)は体温と同じくらいに温めます。
麻酔薬が体温より低いと麻酔を注入するときに温度差で痛みを感じます。
あらかじめ温めることで痛みを軽減します。 - 初診時にコーディネーターが不安や痛み、今まであった歯科治療での嫌だったことをお聞かせていただきます。 内容は歯科医師だけでなく、スタッフ一同にて共有するため誰が担当してもご心配ございません。
- 治療は必ず二人以上で担当しますので、患者さんのお近くにはスタッフが常時います。
- 治療計画はあらかじめご説明いたしますので、急に処置が変わる心配はありません。
- 処置後には必ず本日の処置内容を説明し、起こりうること(痛みが出る可能性や腫れる可能性)をご説明させていただきます。
- 処置の後に痛みが出る可能性が予想される場合はあらかじめ痛み止めの処方をご提案させていただきます。
次回の処置内容も必ずご説明いたします。
自分や家族、スタッフが受けたくない治療は患者さんに致しません。
お約束
- 治療する前に診断と治療方法をご説明いたします。
- ご納得された上での治療をお約束いたします。
- 当日の治療内容だけではなく今後の治療内容も必ずご説明いたします。
- 医院の理念に反するような治療は提供いたしません。